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美術と市場

目次

半田晴久の本

美術と市場

〜日本と中国の美術品交流と変遷からの視点  

半田晴久 著

判型:A5判上製
ページ数:296
初版年月日:2007/09/28
ISBN:978-4-8133-2099-9
税込定価:3,240円

内容紹介

本書は2006年に中国・清華大学から授与された博士号のために書かれた論文である。

「芸術作品にとって市場経済の裏付けこそが不可欠である」
芸術と市場の関係を徹底分析し、鋭く論究して芸術にとって市場の必要性を説いた迫真の評論であります。
美術評論家の瀬木慎一氏が「待望の一書である」と推薦文をつけた中国美術界の総覧書でもあります。

文字通り初めての中国美術界の総覧書が刊行されることを、
心から喜ばずにはいられない。待望の一書である。


推薦 瀬木慎一(美術評論家)

近年、成長がめざましい中国の美術市場には全世界の人々が注目している。
しかし、その状況は、ほとんどすべて、欧米のアナリストたちが報じるのを手掛かりにして、
現象を追随するのに手一杯だったが、この日本からも美術業者も幾らか進出し、
経済界も関わってはいるというのに、全面的な理解と欠いたまま推移してきた。
この大きな空白状態が続き、ようやく、
その活動の実態を内部から縦横に解明する一冊の有力な本が現れた。
縦とは歴史との検証であり、横とは他国との比較であり、
これら二つの視点をあらゆる局面で組み合わせながら、
現在に至る経緯が詳細に論じられている。
通読してみて、それが単なる経済分析の留まらず、
学問的に裏付けようとする志向と伴っていることが、随所に感じられた。
とりわけ、著者が絶えず眼を注いでいるのが、その隣国日本の近世から最近に及ぶ変化で、
しばしば、一種の反面教師であるかのような、遠慮ない観察を以て、みずからを引き合いに出している。
それを時に苦笑しながら読了し、文字通り初めての中国美術界の総覧書が刊行されることを、
心からよろこばずにはいられない。
待望の一書である。

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